曹洞宗。室町時代の文安元年(1444年)、八王子城主北条安祝の開創と伝えられ、 以来5 7 0有年 5 0 0 0坪の寺領には市天燃記念物指定の樹齢約4 0 0年の力ヤの 大樹が茂っている。 参道脇には石像の十一面観音、六地蔵、仏足跡などが並び山門 の構えも大きい。 本堂には大きな延命地蔵尊が安置されている。
天台宗。承和5年(831年)籍覚大師の開基と伝えられている。本尊は阿弥陀如来、 宗祖は最澄上大と伝えられる古刹です。本堂の手前には、およそ300年前のもの と言われる薬師堂があり 5 0 0年以上前と言われる明応四年の板碑や不動明王もある。 子育て地蔵尊は左手に童子、右手に錫杖(しゃくじょう)を持ち、童子がよりすがる珍 しいもの。
天台宗。比叡山延暦寺を総本山とし、およそ12 0 0年前の天安2年、天台二世の 慈覚大師開山と伝えられている。天台宗は「一隅を照らす」を旨とし善根を積む事 が大事だと数えている。 門前には市内最古の庚申塔(五里五里馬頭)や馬頭観音が並び寿老尊、福禄寿尊、恵比寿尊は山門に安置されている。
真言宗智山寺派。貞和5年(1349年)祐観占久が毘沙門天(多聞天)を本尊とし、学問の神、除災招福の功徳尊として信仰を集めている。 須弥壇、檀下の香狭間の 彫刻は百足(むかで)が施され独創的な意匠になってい為。 正面の大悲閣は明治30年に赤痢が大流行した際に奉納されたものである。
臨済宗妙心寺派。本尊は千手観世音菩薩、1660年に米津出羽守田盛公が開基、大愚和尚を開山とした。 禅師は法の前に自己をだますことはできないと説き、現世の大達の心を揺さぶった。 寺内は武蔵野のおだやかな雰囲気に 満ちていて、気持ちまで落ち着く。多摩地方で唯一の大名墓所がある寺として 知られ、山形県の現東根市を治めていた米津家の知行地として前沢などがあり、幕末まで続いた。
【一部引用:束久留米七福神めぐり実行委舅会発行、東久留米七福神めぐりガイド】